
今日は、子育て女性の起業を支援する取組についてヒアリングをさせていただきました。
伺ったのは、「ママ起業家大学」さん。
学長の近藤さんは前職、放送局で男性並みのハードワークをこなしていたそうです。
しかし、ある時お母様の余命が宣告され、「親の死に目にも会えないような働き方はしたくない」と職を辞すことを決意。
退職するや旦那さんまで無職になったり、そんなタイミングで子供が産まれたり、生活のために応募した企業となかなか良縁を得られなかったりと、大変な時期を経験。
その後、放送局での経験を活かして女性の起業を支援する事業をスタートしました。
起業と言っても、女性のそれは男性の「武器を片手に経済規模で打ち負かす」かのようなものとは異なる。
子育ての時間を満喫しながら「自分が好きなこと」や「近くの人に喜んでもらえること」を身の丈サイズでやる。
そういう起業スタイルに対する「ビジネスはママゴトとは違う」という心無い言葉に負けることなく、近藤さんは「ママらしい生き方としての起業を文化にしていきたい」と言います。
現在は東京校と、復興支援のために立ち上げた仙台校を運営。
子育てしながら仕事に復帰したい女性は多い。起業に関心がある女性も多い。
地方でも「ママ大」のような取組が求められているのを感じる。
しかし、無理に事業拡大を図るのではなく、「まずは今やっていることをしっかりとかためていきたい」と近藤さん。
「ママ大」のような取組が全国に普及したら、また同じような志を持つ方が増えたら、
子育てと仕事を両立しやすい究極の環境=ママらしい起業
がもっと広がりを持ち、文化となって社会を変えていけるのではないかと感じました。
これからの展開に期待しています。
