「若者の政治参加検討チーム」in 山形を開催しました。
チームではこれまで5回にわたり、「投票環境整備」、「主権者教育」、「若者の社会参画」、「啓発」、「推進体制の強化」といったテーマで若者の政治参加を進めるための検討を行ってきました。
その中で、「いつも参加してもらっているのは東京の若者なので、地方の学生の声も聞くべきだ」、「若者の社会参画の先進的な事例である山形県遊佐町の少年議会を視察したい」という意見があり、今回、山形県を訪問することになりました。
まずは東北公益文科大学を訪問。
日本で唯一「公益学」という学問を教えている大学なのだそうで、その学生さんたちと若者の政治参加について意見交換をさせてもらいました。
はじめのうちは「政治のことはよくわからないから、そんな自分が投票に行くべきじゃないと思う」、「自分が何を言っても社会は変わらないと思う」といった声が聞かれましたが、いろいろと話しているうちに「若者の意見をひろってもらえると思うと政治に興味が出る」といった意見も出てくるようになりました。
「若者にとっても政治は身近なものなんだよ」と直に語りかけていくことの大切さを改めて実感しました。
大学との調整をしていただき、また意見交換にも参加していただいた、地元選出の加藤鮎子代議士にも感謝です。
大学生との意見交換の後は、遊佐町役場に移動し、日本でも珍しい「少年議会」を視察させていただきました。
「少年議会」は、遊佐町に住んでいる人や通学している人のうち、中学生と高校生が有権者となって、その有権者の中から「少年町長」と「少年議員」が選挙で選ばれています。
「少年議会」には独自の予算事業を実施するなど一定の権限が与えられています。
私たちが視察させていただいた日のテーマは「自分たちが少年議会としてやりたいこと」ということで、活発な議論が行われていましたが、地域の課題に向き合い、政策としてすぐにでも取り上げたくなるような素晴らしい提案が次々と出てきて、そのレベルの高さに正直驚きました。
「少年議会」は、その活動を通して、選挙や政策立案のプロセスを経験することができ、また、地元愛を育む機会にもなります。
実際、「少年議員として、遊佐のいいところがよくわかった。進学で遊佐を離れたとしても卒業したら必ず帰ってくるつもり」と話してくれた高校生もいました。
本当に素晴らしい取組!
ぜひ全国の自治体にも普及をしていくべきだと感じました。
※第1回会合のBLOG記事は >>>こちらから
第2回会合のBLOG記事は >>>こちらから
第3回会合のBLOG記事は >>>こちらから
第4回会合のBLOG記事は >>>こちらから
第4回会合で取りまとめた緊急提言に関するBLOG記事は >>>こちらから
第5回会合のBLOG記事は >>>こちらから
※「若者の政治参加検討チーム」メンバー
小倉将信 衆議院議員
小林史明 衆議院議員
佐藤 啓 参議院議員
鈴木憲和 衆議院議員
鈴木隼人 衆議院議員
宮路拓馬 衆議院議員
村井英樹 衆議院議員
山下雄平 参議院議員