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『認知症の人と家族の会』の取組:認知症国会勉強会(第12回)の議論から


国会で認知症対策の議論を活性化すべく昨年立ち上げた『認知症国会勉強会』ですが、先日開催した第12回勉強会には、『認知症の人と家族の会』代表理事の鈴木森夫さんにご参加いただき、意見交換を行いました。

鈴木さんからは同会の取組に加え、認知症関係当事者・支援者連絡会議で本年5月に策定した提言の内容もご紹介いただきました。

その中身は以下の通りです。

1 認知症への誤解や偏見をなくし、認知症のことを正しく知り対応できる施策にしてください。

2 認知症と診断される前から、最期のときまで、認知症の人の個人の尊厳が守られ、切れ目のない、幅広い支援をしてください。

3 認知症の人の支援とその家族の支援は車の両輪であることを踏まえ、認知症の人の家族に対する施策を充実してください。

4 認知症の人と家族が安心できる専門的なサービス、社会保障のさらなる充実を図ってください。

5 認知症にかかわるさまざまな支援の輪を社会全体でつくることを推進し、認知症にやさしい社会の早期実現に向けて支援してください。

6 認知症の診断や治療、環境デザインなどを含めた技術革新や、社会環境整備を促進する実効性のある政策を講じてください。

当事者や家族の方々が安心して暮らせるようにするのはとても大切。

提言は国への要望という形をとっていますが、国に限らず、社会全体で努力をしていきたいですね。

(この勉強会に事務局として関わってくれている、栗田さんをはじめ日本医療政策機構のみなさんに感謝申し上げます。)


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