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私の政策「日本再生に向けた3本の矢」



戦後、世界はグローバル化と開発を急速に推し進めてきた。結果、途上国は先進国に次第に追い付き、先進国においては成熟の弊害も見られるようになった。

一方、南北問題解消の趨勢とともに姿を現し始めたのが先進国内における格差の拡大と外交の内向き化、それに伴う社会全体の不安定化である。

また、開発に伴う地球温暖化とその影響で激甚化を極める災害はとどまるところを知らない。

我が国経済に目を向ければ、政府は莫大な債務を抱えた中で人口減少局面に陥り、経済政策は綱渡りの度を増している。

今や、世界は新たな局面に入り、これまでとは質の異なる巨大な課題を前に有効な手立てを打ち出せていない。言うまでもなく、これまでの延長線上に解決策は見出せない。

これから歩む道は極めて険しいと言わざるを得ない。しかし敢えて今、私は皆さんと希望を共有したいと思う。日本をダメにするのは「あきらめ」の4文字だ。私は皆さんと共にこの「あきらめ」の壁を越えていきたい。

日本再生に必要なのは全く新しい3本の矢だ。3本の矢で本質という的を真っ直ぐに射貫いた先に希望がある。

その1本目の矢は、社会保障を「個の育成・強化型」に転換していくこと。誰もが健康に長生きできる社会を実現し、社会保障費の高騰を抑えるため、他人まかせからセルフケアへのパラダイムシフトを起こしていく。また、誰もが夢や希望を抱くことができ、努力が報われる社会を実現するため、生活力向上を軸とした福祉政策へと舵を大きく切っていく。さらに、子供を安心して産み・育てられる環境整備に加え、少子化対策の本丸でありながら政策的対応が遅れている未婚化対策に切り込んでいく。

2本目の矢は、産業政策を「薄く広く全方位型」から「課題突破型」に転換していくこと。温暖化や社会保障費の高騰、格差拡大など様々な社会課題の解決に向け、「課題突破型」産業を創出していく。

3本目の矢は、「持続可能型」社会への転換。自然災害が激甚化する中、従来型の災害対策強化に加え、防災テクノロジーの開発や防災リテラシー向上に向けた取組みを抜本的に強化していく。感染症対策にも力を入れていく。また、将来にわたって健全な民主主義を維持するためには若年層の投票率向上を図ることが極めて重要であることから、若者の社会参画などの取組を重点的に推し進めていく。加えて、国際社会のパワーバランスが大きく変化し、東アジア情勢が厳しさを増す中、国際秩序の安定と国民生活の安寧のために積極的な外交を推し進めていく。

私は、今の社会は一強多弱の社会だと思う。これを、誰もが主役になれる社会に変えていきたい。3本の矢を通底するのはテクノロジーの社会実装と人づくり。これらを通じて激動期の国難を突破し、もって「一強多弱社会」から「誰もが主役になれる社会」への転換につなげていきたい。


ここまでお伝えしてきたことは、どれも国だけで進めることはできず、皆さんと共に取り組んでいかなければならないことです。課題認識と方向性の共有ができたら、皆さんと共に力を合わせて希望への一歩を踏み出していきたいと思っています。

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