認知症基本法の再検討に向けて⑦



認知症議員連盟を開催しました。

今回は、在宅医療を手がける、たかせクリニック理事長の高瀬義昌さんをお招きし、認知症ケアの在り方について意見交換をさせていただきました。


高瀬さんからは、

  • 認知症医療においてはクスリを大量に投与し、かえって患者の体調を悪化させているケースも多く、実際、みだりに抗不安薬を使用することにより、筋肉量の低下を招いて転倒骨折から認知症を悪化させたり、幻覚や興奮などの周辺症状を引き起こすこともある。

  • 認知症の原因となる疾患は70種類以上と言われ、中には治療可能なものもある。また、老年性うつ、せん妄など認知症に似た症状を引き起こす疾患もある。患者さん1人ひとりの病態を丁寧に診察し、治療可能な疾患を見極めるとともに、それぞれに適した治療やケアに導く必要がある。

  • 入院患者をベッドに縛り付けるなどし、かえって認知症の症状を悪化させているケースもいまだに多くみられる。「患者さんが暴れる時にはじっくりとお話をして気持ちを落ち着かせる」といったような、認知症ケアに関する正しい理解を普及していかなければならない。

などのお話を伺いました。


こういった視点は、今後、認知症対策の方向性を定めていく上で欠かすことのできないものです。お忙しい中ご協力いただいた高瀬さんには改めて心から感謝申し上げます。


認知症議連ではこれまで、各分野の専門家の方々との意見交換を行ってきました。

一連の意見交換を踏まえ、これからは、今後の認知症政策の方向性を形にしていくプロセスに入ります。

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