top of page

行財政改革の理想的取組


今日は、効率的な政策の在り方を学びに中国地方に行ってきました。

広島県庁では、「予算」は政策目的を達成するための「コスト」ととらえられています。

一見当たり前の発想ですが、行政機関においてこれは必ずしも当たり前とは言えません。どうしても「予算膨張主義」傾向に陥りがちです。

そして、県全体のビジョンと個々の施策目標のギャップを埋めるために、複数施策を束ねる上位目標を設定しています。

広域行政機関におけるビジョンは必然的に巨視的なものにならざるを得ないため、個別事業の施策目標とどうつながっているのかがわかりにくくなりがちです。そこで設定する上位目標は、施策ありきではなく、ビジョンをブレイクダウンしたものでなければなりません。

また、施策目標を実現するためには、限られた予算の中で「クリティカルマス」に到達する必要があります。そのための「選択と集中」を徹底しようというのが広島県流です。

これも一見当たり前ですが、行政機関において「選択と集中」という考え方が十分に浸透しているとは言い難いのが現状です。

国も、予算管理型行政ではなく、目標・成果管理型行政の意識を現場レベルまで行きわたらせていくことができたら、大きく変わると思います。

大きな変化は小さな一歩から。若手官僚の方々との意見交換を行いながら、省庁の意識改革も進めていきます。


閲覧数:22回
bottom of page